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2010/07/27

そんなに朝活頑張らないで とPNP

 マスコミの方が取材に見えました。特集は「朝活」です。「なぜこの特集?」と伺いました。「世の中でもてはやされているから」、とのお答えでした。また取材に見えたお二人は夜型で、取材前日も就床はお二人とも午前二時を過ぎていたとのことでした。そしてお二人ともこの取材が嫌で嫌で仕方がなかったそうです。私に叱られる、との予想を持っていらしていたからでした。 私は結構天の邪鬼です。たしかに私は「子どもの早起きをすすめ」ていますが、世の中が寄ってたかって朝活を勧め出すと、反論したくなります。またPNP*を心掛けている私は決してお二人を非難したりはしません。「朝活はやりたい人がやればいいんじゃないですか?朝活が身体に合わない方もいますよ」「身体の声に耳を傾けて、朝活が合っているようならいいですが、無理にしてはかえって逆効果ですよ」が私の答えでした。
 確かに一般論としては夜型よりは朝型のほうがいいようだ、というデータはたくさん出てきています。たとえば米国の学生の学力についても、朝型のほうが有意に夜型よりも高い、というデータはあります。ただこのデータは、朝型の方がすべて成績良好であるとは言っていません。夜型の方がすべて成績不良であるとは言ってはいないのです。平均点を統計学的に比較すると差があった、ということを言っているだけなのです。一般論と個人レベルの話は必ずしも対応するわけではないのです。
 取材のお二人は「ハイ。わかりました。自分の身体の声に耳を傾けよう、というメッセージを中心に据えます。楽しい取材でした。ありがとうございました」、とおっしゃってくださって、笑顔で帰って行かれました。
 朝の光がヒトという動物には大切、と私は広く主張していますが、どうしても朝方になじめない方がおいでであることは事実です。夜型で素晴らしい業績を挙げておいでの方が多数おいでのことも事実です。ある主張をすると、必ずやその主張が極端に捉えられ、すべてに通ずるが如くに曲解されてしまうことは世の常のようです。

*PNP Positive-negative-positive.相手に何かを伝える際、相手を否定するような事柄から話を始めては、相手はその話をはじめから受け入れることは難しいでしょう。まずは相手にとってpositiveな点を伝えたのちに、相手にとってはnegativeかもしれない当方の言い分を伝え、しかる後に話の最後は相手にpositiveな内容で締める、という議論の基本的な戦略のこと。逆にいえば私たちはついついNPNな話し方をしてしまうので要注意、ということ。実際私もPNPを心掛けてはいるものの、ついついNPNになりがち。自戒を込めて敢えてここに記載しておきます。




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コメント 1件のコメントが見つかりました

PNPについて

保育園で働いています。保護者と話すとき、Pをこころがけると話が引き出せます。夜の会議では、みんなあまり意識しなくてもPNPでの話し合いがされていました。いい気分での議論の中、Nからの発言が・・・・・。みんな 思考が・・・止まった感じ。こういうことか・・・。と改めて感じました。


納得度:
投稿者:加賀谷 紀子  Email:noriko_1955121@yahoo.co.jp

神山より
お役にたてて何よりです。

善論は劇薬ですからね。善論のみでは戦争になってしまいますからね。








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